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おなかすいたな。

ひとりで映画をみています

LALALAND ※ネタバレあり

ししゃもです。

映画はもっぱらひとりで見たい派の私ですが、どうにもこうにも鑑賞後溜まってしまうアレコレ…語りたい、 ネタバレありで。そんな気持ちで今日からブログはじめます。

 

1作目はLALALAND。

これ書いたら満足してブログやらなくなる可能性が多いにある。B型なんてそんなもんだ。それくらいにはこの映画について喋りたかった。

デイミアン監督の話題作「セッション」を自宅で1人でもんどりうち、もがき苦しみながら観たあの日から、次作は必ず劇場で観るぞと決意。

ララランド、初日に観て参りました。

ちなみにセッションと同年にデイミアン監督は脚本だけだけど「クローバーフィールド レーン」という作品に参加している。オリジナルのクローバーフィールドが大好きなので嬉々として観たわけだけどクソだった。B級グルメのさらに美味しい部分だけをたくさんかき集めてゴミを作りました、そんな感じだった。

 

脱線したのでララランドに戻る。

まず言いたい。これはミュージカル映画じゃありません!!ミュージカルの主役のような人生を夢見て生きた人たちの人間ドラマです!!

 

いやわかんないけど、監督は最高のミュージカル映画だよ(ニコッ⭐️って言ってるかも知んないけど。でもミュージカル映画じゃないと思って観て欲しい。そう思ったからこそこの映画は面白い。

 

だってミュージカルってなんか、アレ、アレだよ。え?ここで歌う!?みたいなところで歌い出して、しかもみんな歌上手いし、突然場所とか変わったりして絶対ありえねえ!けどなんだかハッピーだなこりゃ!?みたいな映画だと思うんですよね(語彙力がゴミ。)

 

ララランドに関してはまぁ出だしの2曲はわかる。ありえないところで踊るし、歌うし。そのあと、別パーティーの帰り道で気になる異性とタップダンス、まぁしないだろう。デート相手がいきなりタップダンスしたら現実ではドン引きですもの。でもあんまりタップしながら歌わないの。物足りない。プラネタリウムで空中浮遊しながら踊る。空中浮遊イイネ!でも歌わない。なぜか歌わない!!!!そのあと2人は付き合いだして、遊園地でタップダンスとか、ジャズバーで踊ったりとか、ピアノ弾きながら歌ったりとか…まぁ夢追い人の若者はやるかもしれない的な範囲でミュージカルではないよね。セブがバンドデビューしてステージで演奏、普通に演奏。ミアが最後のオーディションで語りべするときに歌う、これも惜しいけどミュージカルではないような…吹っ切れたようにミアと審査員がキチガイのごとく踊りだしたらよかったかもしれない。って感じで、話が進むごとにミュージカル消化不良がものすごいことになっていく。

 

少しずつもんもんとしつつ、ようやくクライマックス。お互いの夢のために別れを選び、別々の人生を歩んだ2人が偶然セブの営むジャズバーで再会、場面は転換し、2人の最初の出会いに戻ります。そこからみんな踊り出す。ミュージカルのはじま…

 

いや歌わないんかい。

 

 

歌わないんかい!!

 

 歌ってないけど画面はカラフルで奇抜でみんな笑顔でミュージカルそのもの。もしも2人がハッピーエンドを迎えるなら、この映画はこんなストーリー、という情景が流れて行く。

楽しそうだけど観てて切ないしミュージカルじゃない。てかナニコレ別れちゃったんでしょ!?ミアはもう他の男の妻でしょ!?!?

 

でも観てて思いました。きっとこの映画がミュージカル映画なら、こんなに素敵なストーリーだったんだなぁ。きっとこの映画がミュージカル映画、なら。

でも違うんです。セブだってミアだってミュージカルのような、そんな素敵な物語を描けると信じていたし、描きたかったけどできなかった。2人とも今確かに幸せだけど、時折お互いのことをふっと思い出して、もしもの世界に想いを馳せるのかもしれません。

でも現実は変わらない。たった数分のミュージカルは終わり、再会したジャズバーにてセブが弾く切ないピアノの音色に舞い戻ってきます。サントラ買って知ったけどセブが弾いてるこのくそ悲しい曲のタイトルはミアとセブのテーマ。

馬鹿野郎悲恋ありきじゃねぇか。

 

席を立ち旦那様とその場を後にするミア、別々の道を選んだ以上、振り返ってはいけない、けど。最後に一度だけ、堪え切れないようにセブに振り返ります。

 

はいでましたセブの切ない笑顔。

 

もうこのライアンのこの演技だけで3回くらい白米とおかわりできる。すごい。美味しい。美味しい!!

ミアを、そして自分自身を安心させるかのように、頷きます。大丈夫、これでよかった。ミアも頷きます。そうね、これでよかった。

 

終わり。

 

ヤダもう切ない。ヤダもう。嫌だわもう。

なんで監督この2人幸せにしてあげないのよ。なんでよ。鬼だわ鬼。 あんた鬼や!!みてみなさいよ観客はみんなワクワクドキドキを期待して帰りは浮かれてタップダンスして帰ろうと思ってたのに、今やまるで突然草原でライオンに襲われ、長年連れ添った同胞を失った手負いのアフリカ民族みたいな顔して帰っていくじゃない。どうすんのよコレ!!

 

そんな感じで私も手負いのアフリカ民族のような顔をしながら家に帰りお風呂に入り、もんもんとあの映画について考えるのです。あのときああしていれば、いやそもそもあそこからもう…。そして最後にたどり着く、ああこんなに考えさせられるなんて!映画って面白い!!!

 

良い作品は、手から離れても何度もなんども思い起こさせられるものです。何回噛み締めても違った味がしてくるものです。特に映画はハッピースッキリ以外の感情はつまらないと捉えられがちだから、こういう風に話を持っていってこういう感情を与えられる作品てそうそうないと思うの。

 

ミュージカルにはなれなかった、あのときああしていたら、を抱えて生きる、どこまでもリアルな恋人たちのお話でしたとさ。

 

やっぱりデイミアン監督には今後も期待!!セッションについても書きたいなー!